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生物学論文紹介同人サークル「ハイアイアイ臨海実験所」です。
ここでは、気になった学術論文を紹介したり、同人活動を告知したりします。

2018年10月04日

【宣伝】昆虫大学2018参戦【10/6-7(土日)】

昆虫大学2018に出展します!
https://www.konchuuniv.com/

斜め読み生物学論文紹介集「斜論」新刊11号で参戦です!
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今回の表紙はハナススリハナアルキ、裏表紙はハラヒシバッタです!

そんな新刊のトピックスは以下の4本です!

・アリゴッツァン!シロアリゴッツァン!ゴッツァンゴッツァンゴッツァン!(アリ・シロアリ食性の有胎盤類の腸内細菌叢について)
・スカラベ、プラネタリウムに行く(フンコロガシの天測航法について)
・昆虫の『メタモルフォーゼ』の背景にある『折り畳み』とは?(カブトムシの変態メカニズムについて)
・同じ種でも模様が違うのは何故?(ハラヒシバッタの斑紋多型について)

いつもやたらと生痕化石論文率が高く、古生物まで含めるともはやこれは「斜め読み生物学論文紹介集」ではなく「斜め読み地球科学論文紹介集」では、とのツッコミすら入りそうな斜論ですが、今回は現生生物のみ、昆虫論文特集です!

毎度おなじみ鼻行類Tシャツ・ジャージも新作とともに参戦です!
通常価格3500円(ジャージ6500円)とさせていただいておりますが、出張価格として斜論とセットで通常価格での頒布といたします!

新作Tシャツはこちら!
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巨人の肩に乗り先人たちの研究成果を紹介する生物学論文紹介サークルの座右の銘として常に意識しておきたい「Standing on the Shoulders of Giants」のフレーズをあしらったシールド柄Tシャツです!


以下、毎度おなじみのダンボハナアルキ骨格Tシャツ&ジャージ!
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イチゴを捕食中の手乗りナゾベーム!(水色&赤)
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トライバル風ランモドキ!(ナチュラル&ブラウン)
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鼻行類横断注意Tシャツ&パーカー!(黄色&黒&水色&ブラウンパーカー)
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カメフジツボ成体&キプリス幼生!(グレー&ブルー)
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『手乗りナゾベーム』あみぐるみ!!!
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以上のラインナップで、ハイアイアイ臨海実験所、昆虫大学2018にてお待ちしております!

posted by 亀藤 at 00:46| Comment(0) | 同人活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月11日

【宣伝】コミックマーケット94告知【8/12 (SUN) 東フ-59b】

直前の告知になりますが、コミックマーケット参戦です!

今回で斜め読み生物学論文紹介集「斜論」も10号を数えることになりました!
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今回の表紙はハナススリハナアルキ、裏表紙は生痕化石パレオディクティオンです!

そんな新刊のトピックスは以下の3本です!

・全球バイオマスの推定
・恐竜の巣と卵について
・恐竜の足跡・・・に見えなくもない河川侵食痕

今回もコピー本ではなくオフセット本、一部800円での頒布となります!(高い!でもキレイ!)
ロコウさんによるナゾベー子漫画もつきます。
試し読みはこちら

毎度おなじみ鼻行類Tシャツ・ジャージも参戦です!
通常価格3500円(ジャージ6500円)とさせていただいておりますが、有明出張価格として斜論とセットで通常価格での頒布といたします!

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毎度おなじみのダンボハナアルキ骨格Tシャツ&ジャージ!

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イチゴを捕食中の手乗りナゾベーム!(水色&赤)

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トライバル風ランモドキ!(ナチュラル&ブラウン)

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鼻行類横断注意Tシャツ&パーカー!(黄色&黒&水色&ブラウンパーカー)

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カメフジツボ成体&キプリス幼生!(グレー&ブルー)

そしてさらにさらに…
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謎の新メンバーによる『手乗りナゾベーム』あみぐるみ!!!
こちらのあみぐるみはガチ手芸生産品のため、当日までに何個用意できるかわかりません!



以上のラインナップで、ハイアイアイ臨海実験所有明出張所【東フ-59b】にてお待ちしております!

posted by 亀藤 at 12:11| Comment(0) | 同人活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月04日

【御礼】T-SHIRTS LOVE SUMMIT Vol. 30 【5/3 No.37】

いつもはコミックマーケットや生物系イベントをメインフィールドとする当サークルですが、今回初めてハナアルキTシャツでアパレル系イベントに参加することができました。
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名だたるインディーズTシャツブランドが揃う中できっと埋もれてしまうんだろうなぁと思いながらの初Tシャツラブサミット参加でしたが、多くの方に足を止めてごらんいただきました。また、いつも鼻行類を知ってる方が反応して買ってくれることが多いのですが、今回は鼻行類初見なのにTシャツのデザインだけで買ってくださる方が多かったのも新鮮で嬉しかったです。アパレル系の方々にもデザインがウケたという経験は大変心強いものです。お立ち寄りいただいた皆様、ありがとうございました。

また、普段参加しているイベントでは特に工夫のない同人誌メインの卓上レイアウトだったのですが、Tシャツブランドのみなさまはテーブルだけでなくさまざまな什器を組み合わせて立体的なブースを構築し、自身の商品が最大限魅力的に見えるよう努力されていたのが非常に新鮮でした。勉強になりました。今後ともよろしくお願いいたします。
posted by 亀藤 at 09:51| Comment(0) | 同人活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月30日

【宣伝】T-SHIRTS LOVE SUMMIT Vol. 30 【5/3 No.37】

かめふじです。

鼻行類学の発展のためこれまでコミケでハナアルキTシャツやジャージを発表してきましたが、そういえばTシャツ界にはまだ侵出していないぞということに気づき、Tシャツラブサミットに出店することにしました。

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毎度おなじみのダンボハナアルキ骨格Tシャツ&ジャージ!

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イチゴを捕食中の手乗りナゾベーム!(水色&赤)

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トライバル風ランモドキ!(ナチュラル&ブラウン)

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鼻行類横断注意Tシャツ&パーカー!(黄色&黒&水色&ブラウンパーカー)

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カメフジツボ成体&キプリス幼生!(グレー&ブルー)

以上のTシャツで初のTシャツラブサミットに参戦です!
5/3の初日のみ参加となります!よろしくお願いします!
posted by 亀藤 at 04:11| Comment(0) | 同人活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月12日

【宣伝】コミックマーケット92告知【8/13 東S38a】

直前の告知になって申し訳ありません、明日のコミックマーケット92に参加いたします。
頒布物は、既刊「斜論Vol.8」「斜論Vol.9」と、Tシャツ類各種です。
よろしくお願いいたします。

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posted by 沼 at 21:44| Comment(0) | 同人活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月23日

【宣伝】コミックマーケット91告知【12/31 東Q40a】

夏コミに続いてコミックマーケット参戦です!

今回で斜め読み生物学論文紹介集「斜論」も9号を数えることになりました!
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9号の表紙は2004年に Russian Journal of Marine Biology誌で新種記載された鼻行類 Dendronasus
裏表紙はカツオドリです!

そんな新刊のトピックスは以下の4本です!

・ディメトロドンの夜(単弓類の夜行性について)
・Mare Monstorum〜怪物たちの海〜(モササウルス類の総合的進化史)
・カンブリア充爆発しろ(カンブリア爆発の最近の研究のまとめ)
・Animal Tool Use: 動物の道具利用

今回もコピー本ではなくオフセット本、一部1100円での頒布となります!(高い!でもキレイ!)
ロコウさんによるナゾベー子漫画もつきます。
試し読みはこちら

毎度おなじみ鼻行類Tシャツ・ジャージも参戦です!
通常価格3500円(ジャージ6500円)とさせていただいておりますが、有明出張価格として斜論とセットで通常価格での頒布といたします!
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『ダンボハナアルキ骨格』Tシャツ&ジャージ!

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『ランモドキ』Tシャツ!

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そして比類なき博物系Tシャツブランド『パイライトスマイル』さんとのコラボで大変好評をいただき、あっという間に売り切れてしまった『手乗りナゾベーム』Tシャツ!NEWカラーで復活です!

そしてさらにさらに…
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謎の新メンバーによる『手乗りナゾベーム』あみぐるみ!!!
こちらのあみぐるみはガチ手芸生産品のため、当日までに何個用意できるかわかりません!

斜論・Tシャツ・あみぐるみなどなどまとめてお買い上げいただいた方にはオマケのハイアイアイ臨海実験所特製野帳も!
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以上のラインナップで、ハイアイアイ臨海実験所有明出張所【東Q40a】にてお待ちしております!

posted by 亀藤 at 20:00| Comment(0) | 同人活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月03日

いらすとやのナゾベームイラストについて

ハイアイアイ臨海実験所の職員としていらすとやに突如登場したナゾベームイラストについて触れなければなりますまい。
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http://www.irasutoya.com/2016/11/blog-post_1.html
『ドイツの詩人クリスティアン・モルゲンシュテルンの作品「ナゾベーム」に登場する鼻行類と呼ばれる架空の生物のイラストです。』

ナゾベームとは、Naso-はギリシャ語の「nasus: 鼻」に、-bemaはラテン語の「歩く」に由来する学名で、原著ドイツ語版及び思索社版『鼻行類』の表紙を飾った例の4本鼻の動物の属名Nasobemaのことです。

記載文について
『ドイツの博物学者ハラルト・シュティンプケの著作「鼻行類」に登場するナゾベームと呼ばれる生物のイラストです。』
とせず、何故わざわざモルゲンシュテルンの「絞首台の歌」(Morgenstern, 1905)からの引用とするのかはいいとして、イラストそのものの評価をしていきましょう。こちらのイラストは鼻が4本見えることから四鼻類であることがわかります。鼻行類原著によれば、記載されている四鼻類は
ナゾベーム科6種
オニハナアルキ科1種の計7種だとされています。
原著では記載の欠けているものが多く、ナゾベームとオニハナアルキのみイラストを含めた記載があります。今回のいらすとやによるイラストは耳の形からもオニハナアルキ科ではなくナゾベーム科と思われるのですが、ナゾベームにしては尾と手が短いといった特徴があります。原著ではナゾベームは親子連れで餌を食べているシーンの描写があるのですが、こちらの幼獣は手も尾も短く描かれているため、おそらくこちらの幼獣をモデルにしたイラストであると考えられます。

ちなみに、ヒメナゾベーム Nasobema morgenshternii は種小名がドイツの詩人 クリスティアン・モルゲンシュテルンに献名されたものと考えられます。この学名の由来に関しては以下のエントリに簡単にまとめています。
http://hiiaymbl.seesaa.net/article/379884972.html

そして、ちょうど今、全部売れてしまって在庫の無かった比類なき博物系Tシャツブランドパイライトスマイルさんとのコラボ作品「ナゾベームTシャツ」についても再販の声を受けて再生産を開始したところだったのです。今月中にはお届けできると思います。
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ちなみに、こちらの手乗りナゾベームはヒメナゾベームで、その原記載の学名 Stella matutina(日本語で「明けの明星」)から体に鹿の子模様を入れています。たとえば matutinaを種小名として持つ生き物の例として、
ランの一種では http://bit.ly/14yeUPY こんな感じ、
オナガバチの一種では http://bit.ly/16VUPDm こんな感じ。

また、原著には
「ヒメナゾベーム属(Stella)を最初に設定したのはブロメアンテであった。その後ストゥルテンはStella matutinaをNazobema morgensterniiとしてナゾベーム属に入れた。事実、この両属の差はごくわずかで、尾を伸ばすメカニズムが違うだけである。モルゲンシュテルンヒメナゾベームでは、このメカニズムが本来あまり分化していないが、おそらくこれはStella matutinaが地上からあまり高くないところに実る漿果類だけを食べていることと関係があるのだろう。」

とあることから、小型の手乗りサイズであるだろう、そして漿果類(ベリーなど)だけを食すということからイチゴをあしらっています。

今回はカラーを変えてライトブルー(ネイビープリント)とカーディナルレッド(イエロープリント)で作成しています。完成したら改めてご案内いたします。よろしくお願いします。
posted by 亀藤 at 12:43| Comment(0) | 同人活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月08日

【復活】ハナアルキTシャツ&ジャージ【鼻行類】

2009年のコミケデビュー以来好評をいただいているダンボハナアルキTシャツですが、2年ほど前の売り切れ以降、ちょこちょこと再販のお問い合わせをいただくようになりました。そこでハイアイアイ臨海実験所活動再開の今年、ひさしぶりにダンボハナアルキTシャツを再生産しました!
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ちなみに、この骨格イラストは原著からのコピーではなく、骨スケッチの練習のために亀藤がD2くらいのときに描き起こしたもので、オリジナルより耳骨がやや大きめに描かれています。このダンボハナアルキについては亀藤が個人的に作成したジャージがあるのですが、「欲しい!」という声をいただいたため今回はこちらのジャージも作成しました。
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こちらは在庫が少なくなっております!

少なくなってきましたがランモドキTシャツもまだいくつか在庫がございます。

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そして、ちょうど今、全部売れてしまって在庫の無かった比類なき博物系Tシャツブランドパイライトスマイルさんとのコラボ作品「ナゾベームTシャツ」についても再販の声を受けて再生産中です!
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今回はカラーを変えてライトブルー(ネイビープリント)とカーディナルレッド(イエロープリント)で作成しています。今月中にはお届けできると思います。

ちなみに、こちらの手乗りナゾベームはヒメナゾベームで、その原記載の学名 Stella matutina(日本語で「明けの明星」)から体に鹿の子模様を入れています。たとえば matutinaを種小名として持つ生き物の例として、
ランの一種では http://bit.ly/14yeUPY こんな感じ、
オナガバチの一種では http://bit.ly/16VUPDm こんな感じ。

また、原著には
「ヒメナゾベーム属(Stella)を最初に設定したのはブロメアンテであった。その後ストゥルテンはStella matutinaをNazobema morgensterniiとしてナゾベーム属に入れた。事実、この両属の差はごくわずかで、尾を伸ばすメカニズムが違うだけである。モルゲンシュテルンヒメナゾベームでは、このメカニズムが本来あまり分化していないが、おそらくこれはStella matutinaが地上からあまり高くないところに実る漿果類だけを食べていることと関係があるのだろう。」

と記述があることから、小型の手乗りサイズであるだろう、そして漿果類(ベリーなど)だけを食すということでイチゴをあしらっています。

価格はいずれも送料込みでTシャツ1枚3500円、ジャージ1枚6500円とさせていただいております。Tシャツ、ジャージ問わず、2枚お買い上げいただければ1000円引き、3枚お買い上げいただければ2000円引き、4枚お買い上げで3000円引き…としようと思います!

さらに数量限定ですが、2枚以上お買い上げいただくとオマケでベルト付きハナアルキ野帳も付けます!

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各色S/M/Lサイズとございます。ダークチョコランモドキのみXLがございます。通販ご希望の方がいらっしゃいましたら、ご希望のサイズとカラー、送付先のご住所をメールにて hiiay.kamefuji@gmail.com までお知らせくださいませ。在庫の有無と代金のお支払方法について亀藤から返信いたします!よろしくお願いします!
posted by 亀藤 at 22:36| Comment(0) | 同人活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月05日

【論文】人類は地球上の生物をどれくらい記載したか?

かめふじです。

先日石垣島のアリの巣の中で暮らす新種のカイガラムシが記載され、新種記載した先輩が新聞記事で紹介されました。そんな世間のカイガラムシ熱が高まっている最近ですが、おにぎり食べながらjournal巡りをしていたところ、こんな論文を発見してしまったのです。

Deng J, Li K, Chen C, Wu S, Huang X (2016) Discovery pattern and species number of scale insects (Hemiptera: Coccoidea). PeerJ, 4, e2526 https://doi.org/10.7717/peerj.2526

『カイガラムシの新種発見頻度と種数予測』

我々が認識する生物にはいずれも世界共通の名称として用いられている学名(属・種)がつけられています。それでも我々人類の知見の中に見当たらない未知の生物は出てくるもので、それを世間では「新種」などと呼んでいるのです。そんな「新種」の生物は、分類学者と呼ばれる人々に「これまでに知られている既知の生物たちとココがこう違う、ソコもそんなふうに違う」という感じで徹底的に観察され、その特徴が記載されます。その記載の場で初めて「そんなわけでこの未知の生物にはXxxxx yyyyyという新たな学名を与えよう」と名前がつけられるのです。この一連の作業を「新種記載」と言います(たとえばニュースになった先輩の新種記載論文はコチラ)。

この属・種という学名によって全ての生物を識別しようというアイデア(二名法)は、スウェーデンの植物大好きおじさんカール・フォン・リンネの『自然の体系』という本が出版された1758年以来、分類学を支える基礎となってきました。この論文では、何故かその中でも特にカイガラムシに注目して1758年以来どのようなペースで新種が記載されてきたかをカウントし、その記載のペースを計算することで、これまでに記載された既知種のカイガラムシと、未だ人類が出会っていない未記載の「新種」のカイガラムシを含めて地球上に何種類いるのか、を推定したものです。

さて、結果はというと、リンネによる自然の体系以来、カイガラムシの仲間は一年に平均30種ほどのペースで新種記載されているようです。特に新種発見のピークとなるのは1985年の195種で、最近は少しペースが落ちている模様。これまでの記載ペースから地球上に存在するカイガラムシは全部で10450種程度と考えられ、残すところあと30%程度だろうとのことでした。この推定については現役カイガラムシ分類学者の先輩から「あと三割というのはやっている人の感覚的にも納得できる」というコメントもあり、なかなか信頼できそうなものです。

さて、この論文を読んだときに思い出したのが10年前の論文です。

Wang & Dodson (2006) Estimating the Diversity of Dinosaurs. PNAS, 103(37), 13601-13605.

『恐竜の多様性推定』

この論文ではカイガラムシではなく、現在は絶滅していなくなってしまった恐竜を対象としています。解析の結果、おそらく恐竜は全部で1850属ほどになるだろうと予測されました。2006年当時知られていた恐竜は527属で、この予測が正しいとするとまだ71%の恐竜は発見されていないことになるとのこと。また、推定された恐竜1850属のうち75%は60〜100年以内に、90%は100〜140年以内に発見されるだろうという推定がされています。1990年に発行された記録では、当時既知であった恐竜は285属だったそうです (Dodson 1990)。この恐竜多様性研究は昔から多くの人の興味をひく話題で、Dodsonの推定では恐竜は全部で1200属ほどいるだろうとされ、その5年後に公開されたRussell (1995)では3400属くらいいるだろうと推定されました。けっこう数字にばらつきが見られます。
また、過去の記載ペースについても言及があり、1824〜1969年の間は1.1属/年、1970〜1989年の間は5.8属/年、1900〜2006では14.8属/年という感じで時代が進むごとに記載のペースが上がっているという傾向が判ります。

さて、こちらの論文をgoogle scholarで調べてみますと、この2006年の出版以来10年の間に100件以上もの論文に引用されていることがわかりました。その中でも最新の論文がコチラです。

Starrfelt & Liow (2016) How many dinosaur species were there? Phil Trans R Soc B 371, 20150219.

こちらの推定ではだいたい1936種程度、非常に近い値が出ています。

1990年の推定 1200属
1995年の推定 3400属
2006年の推定 1850属
2016年の推定 1936種

他にも恐竜種数推定論文はいろいろあるのでしょうが、とりあえずザっと見たものを並べてみた結果がコチラです。1995年の推定が極端に多いようですが、2006、2016と非常に近い値が出されています。これは新たな10年間の記載ペースという追加情報データ以上に、統計手法の改善という面が大きいようです。ちなみに、2006年までの論文は属の数として結果が示されていますが、2016年の推定では種数になっています。恐竜というか古生物の場合一属一種の記載が多いので、あらすじとしてはそれほど間違っていないと思いますが。

カイガラムシでも恐竜でもこのようにこれまでの記載ペースから未知の種数を推定できてしまうのですから、当然みんな大好きフジツボたちでも同じアプローチで地球上のフジツボ種数を推定することができてしまうはずです。フジツボ分類学界にはDarwin (1851; 1854)、Pilsbry (1916)、Newman & Ross(1976)という3大モノグラフが約60年ごとに出版されており、今もフジツボ類の分類を進める上でこれら3冊は必携の文献です。これら3冊の年代ごとにどれだけの種が記載されていたかというデータがとれます。各年代のデータを用いた推定値と、2016年現在の記載情報から出した推定値を比べてみることもできそうですね。今はWoRMSのようなデータベースも整理されているし、わりと簡単にできることなのかもしれません。
posted by 亀藤 at 14:41| Comment(0) | 論文紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月06日

【宣伝】コミックマーケット90告知【8/14 東メ20-a】

ひさびさにコミケに「ハイアイアイ」復活します。

新刊「斜論8号」のトピックスはこんな感じです。

フクロムシの進化(斜論1号より再録)
ヒメヤドリエビの系統学
・いかにしてブンブクウニ類は深海に進出したか?(斜論2号より再録)
・草と鯨と馬と氷冠 -珪藻を巡る冒険-
・カメの祖先は陸棲か、水棲か、地中棲か?
・ナゾベー子の漫画(作・ロコウさん
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これまでコピー本でしたが、今回からはオフセット本です。
一部フルカラーで98ページ、一冊1300円でお願いします!(高い!でも!厚い!)
試し読みはこちら

なお、今回は既刊の頒布はありませんので、ご了承ください。

他、ランモドキTシャツ(通常価格送料込み3500円)も有明出張価格で頒布いたします。
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さらに、今回はTシャツとセットでお買い上げいただいた際のオマケのハナアルキ野帳も用意しました。
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LEVEL BOOK版(赤)とSKETCH BOOK版(紺)がございます。生物学論文紹介サークルなので先人の偉業に敬意を示すべく『Standing on the Shoulders og Giants』(巨人の肩の上に立つ)をロゴに入れています。
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しっかりしたゴムバンド付きなので、ポケットやカバンの中でページがクシャクシャになることもありません!
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これで過酷なフィールド調査もバッチリですね!オマケのハナアルキ野帳は数量限定ですが、ランモドキTシャツともどもよろしくお願いします!

ハイアイアイ臨海実験所(8/14 東メ20-a)でお待ちしております!
posted by 沼 at 04:23| Comment(0) | 同人活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする