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生物学論文紹介同人サークル「ハイアイアイ臨海実験所」です。
ここでは、気になった学術論文を紹介したり、同人活動を告知したりします。

2012年04月26日

フジツボフィギュア紹介Vol.4「ミネフジツボ」

「奇譚クラブ」さんより発売されたフジツボフィギュアの紹介、第四弾です。

第四回「ミネフジツボ
mine4specimen.jpg
ミネフジツボ(フィギュア)
キーホルダー一種類、マグネット三種類、計四種類あります。

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posted by 沼 at 23:06| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月12日

フジツボフィギュア紹介Vol.3「シロスジフジツボ」

「奇譚クラブ」さんより発売されたフジツボフィギュアの紹介、第三弾です。

第三回「シロスジフジツボ」

sirosuji05.jpg
シロスジフジツボ(フィギュア)

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posted by 沼 at 22:53| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月16日

フジツボフィギュア紹介Vol.2「カメフジツボ」

亀藤です。フジツボガチャガチャ紹介シリーズ第2弾はコチラ、

kamefujitubo.jpg

第二回「カメフジツボ」



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posted by 亀藤 at 13:10| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月09日

フジツボフィギュア紹介Vol.1「カメノテ」

クオリティの高い造型で定評のあるフィギュア制作会社「奇譚クラブ」さんから、フジツボのフィギュアが発売されました。
監修はフジツボ研究家・倉谷うららさんです。

当ハイアイアイ臨海実験所では、フィギュア化されたフジツボ9種について1種ずつ紹介していきます。


第一回「カメノテ」

kamenote02.jpg
カメノテ(フィギュア)

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posted by 沼 at 22:13| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月04日

【宣伝】「フジツボの不思議」−フジツボって、エビやカニの仲間だったの?−

11/3の文化の日、フジツボ応援団の倉谷うららさんがフジツボよもやま話をされるとのこと。
応募は往復はがき(10/13必着)ですので、ご注意を。

◆日時 2010年11月3日(水・祝)文化の日 午後2時〜3時
【「フジツボの不思議」フジツボって、エビやカニの仲間だったの?】
葛西臨海水族園 レクチャールーム (主催:葛西臨海水族園)対象:小学生以上
申込方法 往復はがきに、
◆催し名(フジツボの不思議)
◆参加者全員の氏名(ふりがな)
◆年齢
◆代表者の住所・氏名・電話番号
以上を明記し、返信面に代表者の住所・氏名を記入して、〒134-8587 江戸川区臨海町6-2-3 葛西臨海水族園 「フジツボの不思議」係までお送りください。
応募は1通につき2名まで、重複応募は無効です。応募者多数の場合は抽選をおこない、当落にかかわらずお知らせします。
締切 2010年10月13日(水)消印有効
くわしくは以下のお知らせをごらんください。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=15852

午後からの開始なので、午前は葛西臨海公園の西浜などでフジツボを探して遊ぶのも楽しいかと思います。
頑張れば6種類見つかります。目指せコンプリート!
posted by 沼 at 18:55| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月14日

【宣伝】「フジツボ」―貝類学者を惑わし続けた甲殻類−

またまた!
フジツボ応援団の倉谷うららさんがフジツボ話をするようですよ。

◆7月18日(日)13:30〜14:30 【「フジツボ」―貝類学者を惑わし続けた甲殻類−】会場:西宮市貝類館 (貝類館内・学習室)主催:関西貝類同好会参加費無料・ただし、貝類館への入館料200円がかかります。

告知が直前になってしまって申し訳ありませぬ!

フジツボ―魅惑の足まねき (岩波科学ライブラリー)

フジツボ―魅惑の足まねき (岩波科学ライブラリー)

  • 作者: 倉谷 うらら
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2009/06
  • メディア: 単行本



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2010年06月13日

【宣伝】海の生き物を守る会 講演会・観察会『ダーウィンが愛したフジツボ』【6.26京都大学瀬戸臨海実験所】

先日はモンベルクラブ渋谷にてOWS海のトークセッション『フジツボ』〜不思議の玉手箱〜(演者 倉谷うららさん)がありました。
私も参加しました。
うららさんのお話はフジツボを中心に生物学・博物学・民俗学を縦横無尽にめぐり、これら思索の旅路が渋谷の喧騒と完全に乖離している点、とても心地良かったのでした。

さてさて、倉谷うららさんのフジツボ啓蒙活動はまだまだまだまだ続きます。
今度は6/26(土)、和歌山・南紀白浜の京都大学瀬戸臨海実験所にて、
海の生き物を守る会 講演会・観察会

『ダーウィンが愛したフジツボ』

なるイベントが打たれるそうですよ。
(上のリンクが見れない方は、こちらの「活動内容と募集要項」をご参照ください)

京都大学瀬戸臨海実験所は、日本の海洋生物研究の西のメッカとも言えるような場所です(東のメッカは東大の三崎実験所)。
本年は臨海実験所附属水族館の開館80周年ということで、今月中は5代目所長の故・内海冨士夫先生の記念展示が行われているとのこと。

内海先生は戦前から戦後にかけてご活躍された生物研究者でして、特にフジツボと刺胞動物(イソギンチャク、ヒドラなど)の分類学的研究について素晴らしい業績を残された方です。
その業績は世界級で、同じくフジツボ分類学の大家である米国のビル・ニューマン先生(現在90歳くらい)をして「太平洋戦争がなかったら内海先生のところで勉強したかった……」と言わしめるほど。

今回のうららさんの御講演では、フジツボと内海先生との関わりについても深く取り上げられるかと思います。
戦前日本の海洋生物研究などに興味がある人にもおすすめ!
それから、南紀の偉人「南方熊楠」が講演のキーワードになるかと思います。そのあたりが好きな人にもおすすめ!
もちろん、「なんだかフジツボが気になるワ」という人にもおすすめ!

南紀白浜は交通のアクセスがあまりよくなく、講演会の開始時間が早めなので、参加希望の方は前日からの宿泊が良いかと思います。
今なら、ホテル1泊・往復バスつき(大阪・京都・神戸から発着)で8,800円です。

あと、瀬戸臨海実験所には、「ベニクラゲ音頭」でカルト的な人気がある久保田信先生がいらっしゃいます。最近UGAで歌えるようになりました(ベニクラゲ音頭)。

フジツボ―魅惑の足まねき (岩波科学ライブラリー)

フジツボ―魅惑の足まねき (岩波科学ライブラリー)

  • 作者: 倉谷 うらら
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2009/06
  • メディア: 単行本




猫楠―南方熊楠の生涯 (角川文庫ソフィア)

猫楠―南方熊楠の生涯 (角川文庫ソフィア)

  • 作者: 水木 しげる
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1996/10
  • メディア: 文庫


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2010年05月23日

【宣伝】OWS海のトークセッション『フジツボ』〜不思議の玉手箱〜【6.10モンベルクラブ渋谷店】

本日は大阪市立自然史博物館でフジツボサロンがありましたね。
私は参加できませんでしたが、いかがでしたでしょうか。

さて、倉谷うららさんのフジツボ啓蒙活動はまだまだ続きます。
今度は6/10夜、渋谷にて、
特定非営利活動法人OWS海のトークセッション

『フジツボ』〜不思議の玉手箱〜

なるイベントが打たれるそうですよ。

「なんだかフジツボが気になるワ」という方、ぜひ参加してみましょう。
首都圏での開催なので、私も参加しようと思います。

フジツボ―魅惑の足まねき (岩波科学ライブラリー)

フジツボ―魅惑の足まねき (岩波科学ライブラリー)

  • 作者: 倉谷 うらら
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2009/06
  • メディア: 単行本



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2010年04月30日

【宣伝】ふじつぼサロン【5.23大阪市立自然史博物館】

沼です。

フジツボ研究家の倉谷うららさまよりご連絡いただきました。
きたる5月23日(日)、大阪市立自然史博物館にて

ふじつぼサロン−あなたをフジツボ漬にする午後−

なるイベントが打たれるそうです。
「なんだかフジツボが気になるワ」という方は、ぜひ行ってみましょう。

詳細は以下からどうぞ。

ふじつぼサロンポスター.pdf

フジツボサロン詳細チラシ.pdf

大阪市立自然史博物館(行事案内)

個人的には「カメノテのご近所づきあい」のお話が気になります。
カメノテのコロニーには、ケハダエボシとかウズムシとかが居候していますよね……いい感じです。


フジツボ―魅惑の足まねき (岩波科学ライブラリー)

フジツボ―魅惑の足まねき (岩波科学ライブラリー)

  • 作者: 倉谷 うらら
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2009/06
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2010年03月12日

【宣伝】フジツボの極み(東京REMIX族)/フジツボアクセサリーあれこれ

NHK“熱中時間”に「フジツボ熱中人」としてご出演された倉谷うららさんが、今度はJ-WAVEの“東京REMIX族”にご出演されます。

パーソナリティは山田五郎氏と中川翔子氏。
3/13(土)の17時からオンエアだそうですぞ。
いろいろとはっちゃけなさったらしいので、必聴ですぞ。


収録の際のはっちゃけ具合については、しょこたんぶろぐが参考になるかと思います(参考1 2 3)。
うららさんが山田氏・しょこたん氏にプレゼントされたフジツボ装飾具について、「ぜひ解説してください」とうららさんからご連絡いただきましたので、
僭越ながら解説してみようと思います。
なお、全ての装飾具はうららさんお手製です。


サンカクFタイピンs.jpg

【サンカクフジツボのタイピン→山田五郎氏】
このへんから参りましょうか。
サンカクフジツボ。学名はBalanus trigonusといいます。
殻のくちのところが△のかたちをしているので、サンカクフジツボ。
世界中の海に分布しており、生息深度は磯から深海までと幅広い、とてもありふれたフジツボです。
アワビやサザエの殻とか、ホヤとか、他の生き物にくっつくことが多いようなイメージがあります。
ほんとに一種類なの?実はもっと細かく種が分かれてたりしないの?という気がしますなぁ。
ひかえめな赤色の上に白いスジがのっかっているのが、みやびかと思います。
しぶいなぁ。おたく、まったくしぶいぜ。


メガネチェーンs.jpg

【アカフジツボの眼鏡チェーン→山田五郎氏】
アカフジツボ。学名はMegabalanus rosaといいます。
日本を代表するフジツボといえば、これでしょう。
殻は淡い赤色。美しいです。種小名のrosa(ロサ)は、もちろん薔薇を意味します。みやびかと思います。

フジツボの殻は、大きく分けて周殻と殻底と蓋板から構成されます。富士山型をしている殻が周殻で、富士山の火口に入っている2種類(背板・楯板)の殻が蓋板です。
周殻と蓋板は筋肉で繋がれており、フジツボが死んで肉が腐ると、蓋板が流され、たいてい周殻だけが残ります。
タイピンで使われたサンカクフジツボは、そのような「蓋板なし、周殻のみ」の状態ですね。
この眼鏡チェーンを見ますと、真ん中のアカフジツボは、周殻も蓋板も揃った完品でございます。
その脇にある2枚の殻はなんなのかというと、これが蓋板の「背板」です。葉っぱみたいな面白い形をしてます。
この背板もアカフジツボのものです。
上の背板は真っ白です。アカフジツボにはどういうわけか白色個体が出現するので、そういう「白いアカフジツボ」の背板がこれなのです。
(※違うかも。追記参照)
なんで白色個体が出るの? なんででしょうねえ。
殻が白いというのは、メラニン色素を欠いたアルビノとは異なります。
「赤いアカフジツボ」と「白いアカフジツボ」がくっついていることもあり、「紅白フジツボ」として縁起物になりませんかねぇ、という話があるような、ないような。

(3/12追記 白い背板は後述する「ココポーマアカフジツボ」のもののような気がします。成長線のうねり具合がココポーマぽい。また、ココポーマアカフジツボの背板は全て白いです。)


ココポアカF髪飾りs.jpg

【ココポーマアカフジツボの髪飾り→しょこたん氏】
ココポーマアカフジツボ。学名はMegabalanus coccopomaといいます。ダーウィンが記載したフジツボだぁ。(あのダーウィンです)
さっそくしょこたんが付けていました。カワユスなぁ。

アカフジツボは淡い赤でしたが、ココポーマアカフジツボは鮮やかな赤。
TPOに応じて使い分けるのがいいでしょうね。

さて、このココポーマアカフジツボですが、ちょっとした問題児です。
ココポーマアカフジツボの原産地は中米パナマの太平洋側あたりと考えられていますが、
現在は、ヨーロッパ、北米東海岸、北米西海岸、オーストラリア、そして日本と、世界中に分布を拡げています。
船にくっついて運ばれちゃったのが原因と考えられます。
また、このフジツボは他のアカフジツボ類(Megabalanus属)と比べて繁殖力が強いようで、
ココポーマアカフジツボが侵入した地域では、もともといたアカフジツボ類が数を減らすという現象が多く観られます。
日本でもまさにその現象が起きており、もともと日本にいたアカフジツボ類2種(アカフジツボとオオアカフジツボ)が数を減らし、そのかわりにココポーマアカフジツボが殖えまくっています。
これは、侵略的外来種と考えてよいでしょう。ブラックバスみたいな感じです。
「ねえねえ、ぼくのことみたことあるー?(^o^)」みたいな指名手配PDFも出回っております。
笑える……いや、笑えない。
世界中に拡がってしまったココポーマアカフジツボを撲滅することは、とても難しいでしょう。

しょこたんぶろぐに、ムラサキイガイ+ココポーマアカフジツボ」という凶悪な組み合わせの写真が出ています(上から3つめの画像)。
何が凶悪って、ムラサキイガイもココポーマアカフジツボも外来種っていうところがね。
人間活動のせいでしっちゃかめっちゃかになってしまった海洋生態系を、よくあらわしている標本だと思います。
ちなみにこの標本は、私が九十九里海岸あたりで拾ったものです。

ちなみに、ココポーマアカフジツボは全てこんな色をしており、アカフジツボのような白色個体は出現しません。
なんで?なんで?


ピコロコネックレス液浸蔓脚.jpg

【ピコロコのネックレス→山田五郎氏】
ピコロコはチリの巨大フジツボです。学名はAustromegabalanus psittacusといいます。
まあとにかくでかい!
チリではメジャーな食材です。
「ピコロコ」というのは、チリでの現地名でして、このフジツボに和名はありません。
私と亀藤は、石狩鍋にして食べたことがあります。

RIMG3508s.jpg

周殻がなく、蓋板(背板・楯板)と軟体部だけの状態。
蓋板を稼動させるための筋肉が可食部です。

RIMG3515s.jpg

ものすごく良いダシが出てました。

浦和にあるこちらのイタリア料理屋でも昔出していました。フライを。
バジル風味でおいしかったなあと。

えーと
このアクセサリーは、蓋板の楯板ですね。
あと、カプセルの中に、フジツボのあしがエタノール漬けで入っているそうです。ええええ。
このピコロコですが、属名Austromegabalanusは「南方のアカフジツボ」という意味です。Megabalanus属とAustromegabalanus属で、Megabalaninae(アカフジツボ)亜科を構成しています。
種小名のpsittacusというのは、「くちばし」という意味ですね。恐竜のシッタコサウルスと同じです。
何が「くちばし」なのかというと、楯板のかたちがくちばしっぽくない?とのことです。

いいかたちのアクセサリーですね。背板に深く刻まれた成長線が粋です。まよけみたい!

ちなみにピコロコは、アカフジツボ亜科に含まれていますが、周殻も蓋板も白いです。


かめFネックレスs.jpg

【カメフジツボのネックレス→しょこたん氏】
カメフジツボですね。学名Chelonibia testudinariaといいます。
ウミガメの甲羅につくフジツボで、ウミガメファンの皆様にはおなじみのようです。
アカフジツボなどと比較するとひらべったく、なんとなく「カメ!」という感じのするかたちをしていますね。
ウミガメにつくフジツボ(カメフジツボ類)は、他にもいろいろいますが、このカメフジツボが一番フジツボらしいかたちをしています。他のカメフジツボ類は、ウミガメの甲羅のすきまに入り込んだりと、特殊で過激なかたちをしています。

このアクセサリーには、おまけでピコロコの楯板もついていますね。
これ、すごいアイテムですよ……。絶対にお金じゃ買えませんよ。
なお、カメフジツボは、亀藤氏の提供した標本です。
しょこたん気に入ったようですね。
まよけの効果があると思います。


ナミベリハスノハとアカFs.jpg

【ナミベリハスノハカシパン+アカフジツボ→しょこたん氏】
最後。これも良いものですよ。
カシパンウニの殻にアカフジツボがくっついてます。
うららさんがくっつけたのではありません、アカフジツボが自分の意思でくっついたのです。
これを見つけた私が言うのだから、間違いありません。

しょこたんといえばウニ、それもカシパンなどの砂底性ウニですが、
このたび、カシパンにアカフジツボがくっついたアクセサリーがしょこたんにプレゼントされたのは、素晴らしいことだと思います。
うららさんとしょこたんの出会いを象徴するような逸品だと思います。
これも入手難易度高めですが、九十九里浜を探せば拾えるかも。

これはあれですね、
プルテウス幼生を経て九十九里の砂底に落ち着いたナミベリハスノハカシパンが、砂中の有機物を地道に食べ続けてここまで大きくなり、
やがて死を迎えて殻だけになったのでしょう。
そこに、一匹のアカフジツボキプリス幼生が通りがかります。キプリス幼生は、成体になるための付着場所を探索する幼生で、泳ぎまくって付着場所を探します。かわいい。
このアカフジツボのキプリス幼生は、「岩場の仲間がいるところに付きたいんだけど、このあたりは砂ばっかりで、付着できるところがぜんぜんないんですけど(ToT)」と悲嘆に暮れていたことでしょう。
そこで見つけた付着基盤が、カシパンの死殻でした。
キプリス幼生としては、こんなところに付きたくなかったと思いますが、幼生でいられる時間には限りがあります。その間に、仲間のフジツボが付着している岩場を見つけられる保証はありません。
キプリス幼生は「しょうがない(T.T)」と思い、ものすごく不本意ながらカシパンの殻に付着して成体フジツボへと変態したものと思われます。
そうして、「誰かきてほしいんですけど(ToT)」と幼生誘導フェロモンを出しながらカシパン殻の上で成長したのでしょうが、結局他のアカフジツボ・キプリス幼生は来てくれず、さらに運の悪いことにカシパン殻ごと砂浜に打ち揚がってしまい、しかもそれを人間に拾われてしまった。その上、人間の装飾具に加工された。
ざっと、こんな物語が想い描けます。
いいですねぇー。

なんか、こういうふうに書くと、
このアクセサリーはまよけというよりもむしろ呪い系かもしれませんね。
不遇アカフジツボの「「呪ってやる(ToT)」」という思念が残っていそう。
いいですね。

ちなみに、最初に紹介したサンカクフジツボは、こういうカシパン死殻などにも喜んで付着し、しかも集合をかけて複数個体が付着し、交尾して子孫を残します。たくましい!


ではでは、そんなわけで、
ラジオ聴こうね!!

なお、沼はリアル事情によりしばらくネット不通になります。



フジツボ―魅惑の足まねき (岩波科学ライブラリー)

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  • 作者: 倉谷 うらら
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2009/06
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フジツボ類の最新学―知られざる固着性甲殻類と人とのかかわり

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 恒星社厚生閣
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本



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